4 行で分かるプロンプト監査
- プロンプト監査は /doctor のセットアップ診断に含まれるサブコマンドです。Claude Code のセッション内で /doctor prompt-audit(または /checkup prompt-audit)を実行します。
- CLAUDE.md・スキル・エージェント・コマンドに残った旧モデル向けのプロンプト記述を走査し、古いパス・古いコマンド・矛盾する指示ファイルをレポートの先頭に持ってきます。
- 搭載されたのは Claude Code 2.1.283 なので、まず更新してください。古いビルドでは /doctor がレポートではなく「不明なサブコマンド」エラーを返します。
- 診断はまずレポートを出し、変更の前に確認を求めます。読み取り専用の確認だけでよければ、ターミナルで claude doctor を実行してください。
Anthropic just dropped the new Checkup command (/doctor)
チャンネル:Software Engineer Meets AI2:18
Claude Code 2.1.283 — Prompt Audits & Windows Fix
チャンネル:Claude Code Updates1:02
Claude Code v2.1.283 — Advanced Model Control and Auditing
チャンネル:Claude Code Changelog2:10
Claude Code changelog — 2.1.283 adds /doctor prompt-audit
ドキュメント:github.com/anthropics/claude-codeChangelog
Claude Code commands reference — /doctor, /checkup and /claude-api
ドキュメント:code.claude.comDocs
スクリーンショットは 3 本の録画から取っています。Software Engineer Meets AI は v2.1.205 での /doctor 診断の一部始終を収録しており、prompt-audit サブコマンドとその走査範囲は v2.1.283 で発表され、同じ診断 UI を使っています。v2.1.283 のリリース画面は Claude Code Updates と Claude Code Changelog から提供を受けました。すべてのフレームは手作業で確認し、スライド 2 枚はチャンネルの画面内ワードマークを除くためトリミングしています。
スクリーンショットの権利は上記チャンネルに帰属し、当サイトが独自に書いた手順の図解として使用しています。各ステップは該当のタイムスタンプへリンクしています。
Claude Code のプロンプト監査を順番に実行する
実行する前に
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Claude Code を 2.1.283 以上に更新する
対応ビルドでのみ /doctor prompt-audit を実行できます。ターミナルで claude --version を確認し、監査が追加された 2.1.283 より古ければ claude update で更新してください。セッション内では /doctor のチェック 6 が、インストール済みバージョンとリリースチャンネルを突き合わせて報告します。

2.1.283 のリリースカードでは Prompt Audit が最初の項目です。この版でなければコマンドは応答しません。動画 0:08 を見る - 2
古いプロンプト記述になぜ監査が必要かを理解する
以前のモデル向けに書いた指示は、メモリファイル・スキル・エージェント・コマンドに積み重なり、対象モデルが消えた後も毎回のセッションに影響し続けます。監査は古びた記述を洗い出し、当て推量ではなく書き換えるべき箇所を具体的に示すためにあります。

古い指示は日々の作業では見えません。だから警告ではなく監査として提供されています。動画 0:12 を見る - 3
正確なコマンドと走査範囲を押さえる
コマンドは /doctor prompt-audit で、/checkup は /doctor のエイリアスなので /checkup prompt-audit も同じです。対象は Claude Code の設定、つまり CLAUDE.md・スキル・エージェント・コマンドです。セットアップ診断のサブコマンドであり、別途プラグインを入れたりマーケットプレイスからインストールしたりする必要はありません。

既存のコマンドに引数を 1 つ足すだけです。インストールするものはありません。動画 1:02 を見る
セッション内で監査を実行する
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監査したいプロジェクトで Claude Code を開く
セッションはプロジェクトのルートで開始します。監査はそのプロジェクトが実際に読み込む設定を見るため、親フォルダで開くと別の CLAUDE.md が対象になってしまいます。何か入力する前に、ヘッダー行でディレクトリとモデルを確認してください。

セッションヘッダーの作業ディレクトリが、そのまま監査の範囲になります。動画 1:00 を見る - 5
コマンドを入力し、読み取り専用で走らせる
プロンプトに /doctor prompt-audit と入力します。診断は開始前に方針を明示します。まず読み取り専用でヘルスチェックを実行し、変更の前にレポートを提示するというものです。証拠集めの間はファイル読み込みとシェルコマンドが何ターンも続きますが、ハングではなく正常な動作です。

読み取り専用の約束が提案より先に示されるため、調査中に書き込みは発生しません。動画 0:30 を見る - 6
各チェックの事実確認を追う
トランスクリプトには、各コマンドがどのチェックに対応するかが示されます。チェック 6 は最新バージョン、拡張機能系のチェックはスキルディレクトリと hook 設定、チェック 2・3 は小さめの CLAUDE.md、チェック 1・4・8 は最近のセッショントランスクリプトです。hook がコマンドを止めた場合も、診断は必要な事実を言い直して再試行し、失敗にはしません。

実行されるコマンドはすべて、番号付きのチェックに対応づけられています。動画 0:36 を見る
レポートを読む
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レポートが扱う 9 つのチェックを知る
チェック 0 はセットアップの健全性、1 は未使用の拡張機能、2 は LOCAL メモリの重複整理、3 は常時読み込みコンテンツの移行、4 は遅い hook、5 はコンテキストを圧迫する拡張機能、6 はバージョン、7 は既定の権限モードとしての auto モード、8 は頻繁に拒否される読み取り専用コマンドです。プロンプト監査で特に重要なのは指示ファイル系のチェックです。チェック 2 はチームのコミット済みガイドラインと重複・矛盾する個人メモを見つけ、チェック 3 はめったに使わないガイドを常時オンのコンテキストから外します。

CLAUDE.md などの指示ファイルに触れるのは、チェック 2・3・5 です。動画 1:16 を見る - 8
まず Proposed actions セクションを読む
Proposed actions はレポートの中で実際にファイルを変更する部分で、各項目に編集対象のファイルと、その変更が可逆かどうかが書かれています。問題のないチェックは Healthy と表示され、No action で締められるため、9 つのチェックのどれが見つけてどれが何も見つけなかったかが一目で分かります。

判断の前に、各提案に書かれたファイルパスを確認してください。編集はそこに入ります。動画 0:40 を見る - 9
警告と 2 つの確認質問を読む
提案の下には Warnings (no action) ブロックがあり、監査が測定したものの変更しない項目——遅い hook やコンテキストを圧迫する拡張機能——が、自分で判断できるよう実測値付きで並びます。レポートは最後に、答えを決め打ちせず確認の質問を投げかけます。

警告は編集ではなく測定値です。数字が付くだけで、提案は含まれません。動画 0:56 を見る
承認して繰り返す
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書き込み前に承認・選択・拒否を決める
診断はメニューで終わります。Clean up everything、Let me pick、No, keep everything、Type something、Chat about this の 5 つです。推奨の Clean up everything を選べばすべての提案が適用され、Let me pick は項目ごとに確認し、No, keep everything ならどのファイルも変更されません。レポートを見ただけでは何も適用されません。

既定の動作は編集ではなく質問です。安全設計の要点はここにあります。動画 0:52 を見る - 11
監査を毎月のリマインダーに載せる
監査は繰り返すのに十分安価ですが、Claude Code 側で定期的に自動実行してくれる仕組みはありません。/schedule はクラウドタスクを作り、/loop はセッションが生きている間しか動きません。現実的なのは、繰り返しのカレンダー予定で再実行を促す方法です。毎月、あるいはモデル更新で古い記述が通用しなくなったタイミングで行います。

セッションは再起動しても、カレンダーのリマインダーは残ります。実質これが唯一のスケジューラーです。動画 2:08 を見る
実際によく踏む 5 つのつまずき
「プロンプト監査が動かない」という報告のほとんどは、この 5 つのどれかです。コマンドが無いと決めつける前に、順番に確認してください。
- 1不明なコマンド、または prompt-audit の項目が出ない —— ビルドが 2.1.283 より前です。claude --version で確認し、claude update で更新してから、新しいビルドが読み込まれるようセッションを開き直してください。
- 2/checkup prompt-audit と /doctor prompt-audit の違い —— どちらも同じコマンドです。公式ドキュメントに /checkup は /doctor のエイリアスと明記されており、どちらの接頭辞でも同じ診断スキルに届きます。
- 3/claude-api prompt-audit は別のサブコマンドで、対象も異なります。自分の Claude API アプリケーションコードにあるプロンプト・スキル・ツール説明を監査し、修正案を diff で提示します。必要なのは 2.1.283 ではなく Claude Code 2.1.221 以降で、CLAUDE.md は一切見ません。
- 4指示ファイルについて何も報告されない —— 本当に無駄がないか、まったく読み込まれていないかのどちらかです。/context を実行して、どのメモリファイルとスキルが実際にコンテキストに入っているか確認し、セッションをプロジェクトルートで開始したかも確かめてください。
- 5セッションを開かずに読み取り専用で確認したい —— ターミナルで claude doctor を実行します。セッションを起動せずにインストールと設定の診断を出力します。修正の提案と適用ができるのは、セッション内の /doctor の方です。
