Claude Code のトークン消費を抑える方法
/context・/compact・/clear の使い分け、CLAUDE.md の瘦身、MCP サーバーの整理、サブエージェントへの委譲、さらに DeepSeek で安いモデルに任せるまで——12 ステップを画面付きで解説。
要点だけ
- まず /context を実行。システムプロンプト・ツール・MCP サーバー・メッセージがそれぞれ何トークン消費しているか、削る前に実態を把握しましょう。
- 続きは /compact、新規は /clear。長期で覚えておきたいことは会話ではなく CLAUDE.md へ。
- 起動時の読み込みを減らす: MCP サーバーは最小限に、CLAUDE.md は簡潔に。インストール済みの skill と agent は説明文ごとコンテキストに入ります。
- 答えだけ欲しい質問はサブエージェントへ、簡単な作業は安いモデルへ。effort を下げるか、CLI 全体を DeepSeek 価格で課金させましょう。
Context Management in Claude Code
チャンネル: Claude — official YouTube channel3:31
How to Optimize Token Usage in Claude Code
チャンネル: Greg14:59
Managing context — official Claude Code docs
公式ドキュメント: code.claude.com/docs
7 Ways To Cut Your Claude Code Token Usage In Half
チャンネル: Sean Kochel28:13
How to Reduce Token Usage in Claude Code (2026)
チャンネル: The Code City5:09
画面キャプチャは公式のコンテキスト管理ウォークスルーと、pricing スライドのクリーンな録画から取得。手順の文章はこれらの動画と、コストおよびコンテキスト管理に関する公式ドキュメントに沿っています。
コミュニティの情報源(クレジットのみ、キャプチャは未使用): Sean Kochel 氏の「7 Ways To Cut Your Claude Code Token Usage In Half」、The Code City の「How to Reduce Token Usage in Claude Code (2026)」。スクリーンショットの権利は各作成者に帰属し、正確なタイムスタンプへリンクしています。
12 ステップのトークンダイエット
トークンの行き先を見る
- 1
トークンの単価を知る
モデルは入出力ともに 100 万トークン単位で課金されます。肥大化したシステムプロンプト、再読したファイル、冗長な回答——無駄になったトークンはすべて、Opus クラスの価格ではそのまま実費です。

Opus 4 は入力 100 万トークンあたり 15 ドル。1 セッション数千トークンの無駄でも馬鹿になりません。1:20 から視聴 - 2
入力する前に、何が読み込まれているか見る
セッション開始時、Claude Code はインストール済みの全 custom agent と skill の名前と説明をコンテキストに読み込みます。このセッションだけでも code-reviewer が 355 トークン、doc-helper が 68 トークン——最初のプロンプトの前からです。

この一覧のすべての agent と skill が、最初のターンから参加費を払っています。1:00 から視聴 - 3
/context ダッシュボードを開く
/context と入力すれば内訳が丸見えになります。システムプロンプト・システムツール・MCP サーバー・メッセージの消費量と、コンテキストウィンドウの残り容量をひと目で確認できます。

200k のウィンドウで使用量 21k・11%——セッションはまだ始まったばかりです。1:30 から視聴
無駄を削る
- 4
長いセッションは /compact で圧縮
コンテキスト上限が近づくと Claude Code は自動で圧縮しますが、待つ必要はありません。/compact と入力すれば、その場で会話を要約に圧縮できます。

/compact なら会話全体をその場で要約にまとめられます。1:08 から視聴 - 5
圧縮後もそのまま作業を続ける
要約には重要な詳細が残ります。読んだファイル、決めたこと、未完了のタスク——ウィンドウを圧迫していた冗長なツール出力だけが落ちます。

圧縮直後: 計画と未消化タスクは残り、ノイズだけが消えています。1:45 から視聴 - 6
タスクの区切りは /clear
経験則はこうです。同じ機能を続けるなら /compact、新しい機能に取りかかるなら /clear で履歴を消してウィンドウを丸ごと解放。長期で覚えてほしいことは CLAUDE.md に書きます。

/clear の補完説明そのもの: 履歴を消去し、コンテキストを解放する。1:18 から視聴
プロンプトの書き方を変える
- 7
リサーチはサブエージェントに任せる
「認証まわりのエンドポイントはどこ?」のように答えさえ得られればいい質問は、メインスレッドで探索せずサブエージェントに投げましょう。

code-reviewer サブエージェントがコードをレビューし、裏では git diff が走っています。2:50 から視聴 - 8
サブエージェントがトークンを節約できる理由
サブエージェントは分離された専用のコンテキストウィンドウで動きます。ファイルを読み、grep し、好きなだけ探索して、戻ってくるのは最終的な答えだけ。メインスレッドは汚れません。

メインエージェントとサブエージェントは別々のコンテキストを持ち、答えだけが戻ってきます。2:55 から視聴 - 9
一度で、正確に伝える
最初のプロンプトで対象ファイルと変更範囲を名指ししましょう。曖昧な指示はモデルにコードベース全体を探索させてしまい、探索のたびにトークンが燃えます。
読み込みと応答を抑える
- 10
使わない MCP サーバーを外す
有効な MCP サーバーは、触っていなくてもツール定義を全部コンテキストに読み込みます。プロジェクトで不要なものは無効化を。軽めの用途なら skill のほうが安く済みます。
- 11
CLAUDE.md もダイエットさせる
引き締まった CLAUDE.md の中身は、プロジェクトの一行紹介、自明でないツール制約、検証可能なルール、やってはいけないアンチパターン、詳細ドキュメントへのポインタだけ。肥大化した CLAUDE.md は毎ターン少しずつトークンを流出させ続けます。
- 12
安い作業は安いモデルに任せる
簡単なタスクは effort を下げる(effort ガイド参照)。あるいは CLI 全体を DeepSeek エンドポイントに向けて、すべてのプロンプトを DeepSeek 価格で課金する(Claude Code で DeepSeek を使うガイド参照)。
トークン削減に効くコミュニティツールとプラグイン
組み込みコマンドの先にも、トークン消費を直接狙うプラグインマーケットプレイスやコミュニティ製 CLI があります。以下はすべてコミュニティ動画の実測に基づく紹介で、公式ドキュメントではありません。参考情報としてご覧ください。
- 1Token Optimizer などの監査プラグインは、監査用サブエージェントのチームを走らせ、skill・MCP サーバー・CLAUDE.md がセッションごとに幾らかかるかを棚卸しします。設定を一度 X 線撮影するようなもの。(出典: Sean Kochel の実測動画。)
- 2Matt Pocock 氏の Caveman などの出力圧縮 skill は、説明を削り技術的な中身だけ残します。README は 75% 削減と主張、Sean Kochel の実測は 30〜40%。両方知った上で判断を。(出典: Sean Kochel の実測動画。)
- 3Handoff などの引き継ぎ skill は、リサーチセッションの結論を引き継ぎドキュメントにまとめ、/clear した新しいセッションに持ち込めます。探索の過程まるごとをコンテキストに保持する必要がなくなります。(出典: Sean Kochel の実測動画。)
- 4RTK などの出力プロキシ CLI はツールと Claude の間に立ち、git status や git diff の冗長な出力を、入力トークンになる前に関係ある行だけにフィルタリングします。(出典: Sean Kochel の実測動画。)
- 5Intent Layers などのネスト化ツールはディレクトリ単位の CLAUDE.md/AGENTS.md を自動生成し、セッションは自分の作業ディレクトリの指示だけを読み込みます。指示量が 2 万トークンを超えるディレクトリが狙い目。(出典: Sean Kochel の実測動画。)
注意点: これらのツール自身もトークンを使います。監査はサブエージェントを走らせますし、プロキシにも処理コストがあります。一度きりの監査は元が取れますが、常駐させる価値は設定次第。まず /context で実態を見てから、誰を残すか決めましょう。
